他に今回注目すべきバンドは、ギター4台だけで公演を行った「POCO a POCO」(ポコ・ア・ポコ:チャン・ハウン、ジェイ・ユナ、キム・ジンサン、チョン・ミンヒョク)チームである。一般的なバンドであるドラムとエレキ・ギター2台の伝統的な構成とは異なり、ギター4台のユニークな構成だった。チーム員たちは「私たちの技量を誇ることができるように作曲した。ギター4台でも表現に限界がないことをお見せしたい」と話した。このチームは自作曲「メット・ユー」(Met You)を演奏して、視聴者の応援を集めた。
特に、天才クラシック・ギターリストのチャン・ハウンは「元々ステージに上がると、自分だけが上手くやれば良いし、自分だけを気にしたら良かった。しかし、『POCO a POCO』では自分をあまり感じられない。『自分』ではなく『我々』がいると感じる」と話した。
「POCO a POCO」チームの最終成績は第5位であったが、存在感をアピールするには十分であった。また早速、日本の公演企画会社が「POCO a POCO」のギター4重奏の独創性やグローバル市場性に関心を持ち、来年にもオンライン公演をしようとの提案をしている。またチーム員の間で協議中であるが、これが実現すると、「K-BAND」のグローバル進出の始まりとなり、日本やアジアファンに会う切っ掛けとなりそうだ。