「真面目」という言葉は不思議ではありませんか?一見ポジティブな意味を表しているようでいて、シチュエーションによってはむしろネガティブに捉えられます。中には、真面目であるが故に損をしたと感じる人も多いようです。本来は真面目であることは評価されるべきなのに、どうして損をしてしまうのでしょうか。

真面目で損をするのは仕事でのシチュエーションが多いです。例えば、誰がやるとも決まっていない仕事があるとして、それをこなしていたら自然とそれが自分の仕事になってしまったという経験はありませんか?誰がやっても良いのに自分がやってしまったから、今後その仕事の負担まで背負うことになったというのは損ですよね。




こうなると、「どうして周りは協力してくれないんだ」と心の中では思っても、なかなか「私ばっかり損なので、これからは皆さんもやってください」と口に出せなくなります。結果、文句を言わず仕事量を自分で増やしてしまう人になってしまうわけです。

そして、真面目な人が困ることで多いのが、少しミスしただけで怒られることです。例えば、毎日しっかりと10分前には出勤していたとしましょう。それが1日だけ、しかも数分遅れただけで指摘されたとします。しかし、毎日ギリギリに来る人は、真面目な人と同じだけ遅れても何も言われないのです。これは不公平と感じるでしょう。




普段から真面目だと、周りからのハードルが上がってしまいます。「この人はここまでやって当然」と見られてしまうため、普段から適度に働いている人と比べるとジャッジが厳しくなっているのです。これを思うと、いい加減な人ほど得をしていると感じてしまうのも無理はないでしょう。

真面目は性格ですからなかなか直そうと思っても直せませんが、明らかに不公平だなと思ったら時には勇気を持って指摘し返すことも必要です。真面目なのは悪いことではありませんし、特に仕事の上ではむしろ良いことです。それなら、他の人と平等に扱ってくれと言う権利があるはずです。

(C)wowKorea