
普段はあまり芸術に浸らないという人でもとっつきやすいのが現代アートの世界です。現代アートというと結構奇抜なものも多いのですが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。美術館へ行く前に予備知識を持って行きましょう。
現代アートは、奇抜さ故に人気になっているものもあります。例えば、男性用の便器にサインをしただけの作品などは当時批判もあって今は消息不明というかなり奇抜な歴史を持ったアートです。ゴミとして捨てられたのではないかという推測まであるくらいで、写真が残っているだけの作品です。

また、筆で絵を描くのではなく絵具の缶からそれらを垂らして描くというアートも現代アートです。このころに生まれた描き方で、こちらも賛否両論ありました。ダイナミックに描くことが珍しいとされ、その絵を描いている様子も写真に収められています。とても大きなキャンバスや紙を使っているのが特徴のアーティストもいます。
あとは、アートに興味がない人でもとっつきやすいポップな絵もあります。ただその缶詰が好きだからという理由だけでたくさんの缶詰を規則正しく描きめぐらした作品は可愛いと人気です。
アーティストにも変わった人が多く、アルコール依存症で飲酒運転をしてそのまま死亡してしまった人や、うつ病になって最期は腕を刃物で滅多切りにした人もいます。自身の見た目にコンプレックスがあり、整形をしていつも銀髪のカツラを被っているアーティストも。

けれど、意外ときちんと学校へ行って絵を学んで画家になった人も多く、昔と違った現代アートの世界が垣間見えます。貧しくて独学で絵を学んだというような人は少ないのかもしれません。
絵の見た目だけではなく、その描き方やそれを描いたアーティストの人生観を見るとまた見る目が変わります。どんな作品があるのか、作者の絵描きとしての始めての仕事や、晩年の生き方などを参考にしながら美術館で確かめてみるのもおすすめです。
(C)wowKorea