
家事を男性がやるドラマ、ちょっとずつ増えてきたと思いませんか?「ワタナギ」こと「私の家政夫ナギサさん」や、「極主夫道」は、どちらも女性がバリバリ働くキャリアウーマンで、男性が家事がめちゃくちゃ上手という設定が同じです。昭和には男女の役割がきちんと決まっていましたが、令和時代にはその固定観念がなくなるといいですよね。
これらのドラマに共通するのは、男女という性別で何をするかを決めるのではなくて、自分の得意なものをするという自然な流れになっていることです。とても当たり前なことだと思うのですが、悪しき慣習が長く続くとそれすらわからなくなるようです。

女性の方が仕事ができて家事が苦手なら、そりゃ女性が働いた方が良いはずです。男性だって家事の方が得意だったり好きだったりして、外に出て働くことは苦手かもしれません。それなら役割はもう決まったも同然ですよね。あえて苦手なこと、下手なことをする必要はありません。それが男女で分かれていたことがおかしいのです。
一方、致し方ない部分もあります。男性は家事も育児もできますが、唯一出産ができません。そのため、女性は子どもを産むのであればキャリアがそこで一旦ストップすることになります。

私の家政夫ナギサさんにも、極主夫道にも、出産のシーンや子育てに関してのことはあまり描かれていません。ワタナギはそもそも会社員の女性と家政夫の男性が結婚していない間の出来事なので子どもがいませんし、極主夫道は子どもがしっかりしていて手がかからない小学生なので子育てで大変というところはそこまでないのです。
現実問題、子どもを産む時に限っては女性が家のことをしなければならない時期はあるでしょうね。そこを乗り越えて仕事に復帰できる社会が当然なのですが、今の日本はそこがとても遅れています。改善されれば、本格的にこのドラマのような女性が稼ぎ男性が家事をする家庭も増えるのではないでしょうか。
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