カン・サネが人権コンサート 23日ソウルで

歌手のカン・サネが23日、ソウル・西橋洞のV－HALLで開かれる人権コンサートプロジェクト＜ヒューマン＞に出演する。

　先月から始まったこのプロジェクトは、人権をテーマに1年間毎月1回、コンサートを開催する。今月はカン・サネが、移住労働者のための公演などを通じ知り合ったネパール出身労働者の釈放を求める公演を行う。この労働者は、8日に実施された移住労働者取り締まりで強制連行され、現在は京畿道・華城の外国人保護所に収監されている。公演当日は会場で署名運動も行われる予定だ。

　カン・サネは「国や民族を問わず皆同じ人間だが、国籍という境界のせいで保護を受けることができないのは残念だ。目に見えない”意識の線”によって友人が困難に陥ったのであれば、誰もが友人のために歌わずにはいられないだろう」と話している。