ク・ヘソン の最新ニュースまとめ
今、女性視聴者の羨望(せんぼう)の的になっている女優といえば、ク・ヘソンに違いない。KBS第の韓国版ドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』で、“白馬に乗った王子様”のジュンピョ(イ・ミンホ)とジフ(キム・ヒョンジュン)から同時に愛されているからだ。
22日に仁川の撮影現場で会ったク・ヘソンは、実は、このドラマへの出演が決まった際、果たしてヒットするだろうか半信半疑だったと明かした。ヒットの予感もあったが、日本の漫画が原作のため韓国の情緒に合わないかもという心配もあったという。また、クム・ジャンディ役を演じること自体が自身にとっては挑戦だった。
ク・ヘソンが演じるクム・ジャンディは、“平凡な”高校生だ。両親は小さなクリーニング店を営み、夢は水泳選手。“庶民”と呼ばればかにされても、豊かな暮らしができないことはジャンディに問題ではなく、財閥2世のジュンピョとの恋に落ちたことが問題だった。水泳選手の夢は絶たれ、家はめちゃくちゃになり、ジュンピョの母親から息子と別れるようにと言われる。
「最近は、ジャンディがとても疲れているようだと残念がる方が多いです。最初のたくましかったジャンディが見られないと。それはつらい恋のせい、ジャンディは貧しさは耐えることができても、つらい恋の前では崩れてしまいます。自由な世の中で、罪を犯すわけでもないのに思うまま恋もできないことが、人を挫折に追い込むのでしょう」
「貧しさには耐えられる」と言っても、一時はク・ヘソンも、貧しさに立ち向かうジャンディの姿勢が理解できなかったという。「なぜこの子は1人で現実を背負い込もうとするのか、なぜ家族への責任を自分が取ろうとするのか、ジャンディを100%理解できたら演じやすかったでしょうけど」、そうできずに、葛藤することも多かったと振り返る。
しかし、ジャンディを通じ明るく純粋になり、世の中を肯定的に見ようとするようになった。大人になり頭の中が複雑になっていたが、ジャンディを演じながら、もっと純粋になろうと努力した。ジャンディが理解できないときは「もっと純粋に」と呪文を唱えて。自分が高校生のころ、何を考えていたかと思い起こすと「やはり、好きな人が1番だった気がします。どんなにつらいことがあっても好きな人さえいれば、それでよかったなと(笑)」
ドラマ出演陣は、相次ぐ事故にも苦労した。特にク・ヘソンは、交通事故で口の中を3針縫うけがを負った。事故で頭を強打したが、撮影スケジュールのため検査が受けられず、終了後に改めて精密検査を受ける予定だ。服用している抗生剤の副作用もあった。それでも、「事故がないほうがおかしいほど」スケジュールが厳しかったため、仕方ないと語る。「皆、寝不足で、ちゃんと立っていた人がすうっと横に倒れますから」
この日のロケでは、ジュンピョの母親に妨害されるジャンディが、ジュンピョと別れる決心をし最後の旅行に出かけたシーンを撮影した。ドラマは31日に放映が終了。
「結末はハッピーエンドになることを祈っています。わたしも見終わって幸せになる作品、心が温かく幸せになる物語が好き。このドラマがそんな楽しみを視聴者にプレゼントできることを祈ります」
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