「この川には月が流れる」カン・テオ、表情・身振り・口調を”完全コピぺ”…見応えある「一人二役」
「この川には月が流れる」カン・テオ、表情・身振り・口調を”完全コピぺ”…見応えある「一人二役」
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

韓国ドラマ「この川には月が流れる」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

俳優カン・テオが表情から身振り、口調まで180度変わった魂チェンジ演技でキャラクターを「完コピ」(完全にコピー)するのに成功した。

カン・テオは去る21日に放送されたMBC金土ドラマ「この川には月が流れる」第5話で、朝鮮の世子イ・ガンと魂が入れ替わった行商人パク・ダリの姿をイ・ガンの顔を通して生き生きと表現し、視聴者の視線を一気に捉えた。パク・ダリの細部まで完全に吸収したような見事な演技は、キャラクターの変奏を自然かつ愉快に描き出し、ドラマの面白さと没入感を高めた。

この日の放送では、イ・ガンとパク・ダリのドタバタ魂チェンジ生活が繰り広げられた。世子としての日常を送るパク・ダリは、衝撃に茫然自失となりあちこちで奇行を行い、パク・ダリの体で新米内官となって宮殿に入ったイ・ガンと再会。2人は魂を元に戻すため様々な方法を試みた。キスまで敢行し奮闘したが、元の体に戻ることに失敗した人は、お互いの境遇と心に耳を傾けながら徐々に頼り始め、お互いへの切ない感情が芽生え、急速に親密になった姿がときめきを生み出した。

カン・テオはイ・ガンとパク・ダリを行き来する一人二役の演技を立体的に描き出し、ドラマに自然に引き込んだ。口調や癖、感情の微妙な機微を繊細に盛り込むと同時に、パク・ダリ特有の多彩な表情と方言の演技を見事にこなし、キャラクターの変化を鮮やかに実現させた。場面ごとに魂チェンジ状態と元の体に戻った瞬間を精巧に調整し、人物が感じる感情の流れを緻密に積み上げ、そこにコミカルなリアクションを加えた愛らしい姿で愉快な笑いまで伝えた。

カン・テオの一層深まったロマンス演技も、心拍数を高める緊張感とときめきをもたらした。パク・ダリを心から慰めながら交わす切ない言葉とまなざしは、視聴者の胸をドキドキさせた。特に悪夢を見た後、胸の奥の傷をさらけ出す場面では涙の演技で深い感情まで伝え、イ・ガンの記憶を共有するパク・ダリの複雑な内面と感情をそのまま表現。カン・テオの深い演技で豊かに満たされた。

このようにカン・テオは面白さと魅力を二倍に引き上げ、ジャンルの醍醐味を存分に生かす好演を披露している。キャラクターと完全に一体となったような彼の演技は、魂のチェンジというユニークな物語の中で毎瞬間活力を加えており、これからカン・テオがどのような多彩な姿でドラマをリードしていくのか、さらに期待が集まる。

「この川には月が流れる」は毎週金・土曜日の午後9時40分に放送している。
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