香港で会見したチャン・ナラ=8日、香港(聯合)
香港で会見したチャン・ナラ=8日、香港(聯合)
中華圏での韓流ブームをリードする歌手でタレントのチャン・ナラが、最近中国に広がる“反韓感情”や“嫌韓流”について、韓国民の1人として残念に思うと語った。
 
チャン・ナラは<香港韓人会60周年記念祝祭>に参加するため香港を訪問、8日に現地メディアとの会見を前に、<聯合ニュース>のインタビューに応じた。中国と韓国は「地理的に近いだけではなく、お互いが助け合える位置にある国」だが、小さな問題で感情的になり、争いが大きくなっているようでとても残念だと話した。両国民が互いを理解しようと努力することが重要だとしながら、それでも両国関係の未来は明るいと強調した。

チャン・ナラ の最新ニュースまとめ

中国で人気を集めている秘訣については、「美人でも目立ったところもない平凡なキャラクターだが、人気ではなく認知度を高めるようと努力した結果」と謙虚に話した。

この日、韓国観光公社香港支社で開かれた記者会見には、香港をはじめとする中華圏の記者50人余りが駆けつけ、チャン・ナラ人気を改めて実感させた。会見では、チェ・ジンシルの自殺に関する質問が上がり、「プライバシーに関する問題なので」と答えを避ける一幕もあった。同日夜には大韓民国建国60周年を迎え、駐香港総領事館が主催した夕食会にも参加した。前日の7日には、香港文化センター広場で行われたイベントに出演、ヒット曲『ジャンプ』『わたしも女です』などを熱唱し観客を魅了した。

チャン・ナラは中華圏で歌手としてはもちろん、女優としても多数のドラマに出演し人気を博している、正真正銘の韓流スターだ。5月の四川大地震直後は被災地を見舞い、子どもたちの学習施設を設立する支援金を伝達。8月の韓中首脳会談では晩餐会に招待され、両国首脳の前で歌を披露した。
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