米調査会社、ルミネートの報告書によると、年初から10月5日のK―POPアーティスト上位100組のオンデマンドオーディオストリーミングとオンデマンドビデオストリーミングは累計904億件で、前年同期比42.2%増加した。
ルミネートは米ビルボードのチャートに各種の音楽関連の販売データを提供している。K―POPの成長ぶりにスポットを当てたこと自体が、K―POPが世界音楽市場での急成長を遂げたことを意味する。
K―POPを最も多く聴く国は日本(97億件)だった。次いで米国(92億件)、インドネシア(74億件)、韓国(73億件)、インド(62億件)、フィリピン(42億件)、メキシコ(35億ウォン)の順。
世界最大の市場に挙げられる日本で、韓国歌手の人気はZ世代(1995~2009年生まれ)の女性が主導していることが分かった。
ルミネートは同社の調査結果に基づき、日本のZ世代の女性の39.0%がK―POPを聴き、一般的な日本人よりもK―POPを聴く可能性が105%高かったと説明している。
また、K―POPグループトップ5のBTS(防弾少年団)、TWICE(トゥワイス)、BLACKPINK(ブラックピンク)、Stray Kids(ストレイキッズ)、NewJeans(ニュージーンズ)の地域別のストリーミングデータも公開した。5組ともアジアが占める割合が高かったが、その依存度はグループごとに大きな差があった。
NewJeansの地域別ストリーミングデータをみると、アジアが67.6%、北米(米国・カナダ)が14.4%、ラテンアメリカが9.0%、欧州が7.2%の順だった。TWICEとBLACKPINKもアジアがそれぞれ59.6%、58.7%で半分以上を占めた。BTSは米州の割合が34.9%(ラテンアメリカ20.2%、北米14.7%)に達した。Stray Kidsも米州が37.2%(ラテンアメリカ16.3%、北米20.9%)だった。ルミネートは、歌手ごとにストリーミングの地域的構成が異なるという点が重要だと説明した。
ルミネートは、韓国の新人ガールズグループ、FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)のシングル「Cupid」の世界的ヒットについても分析した。4月に「Cupid」のSped-Upバージョンが発売されてから動画共有アプリのTikTok(ティックトック)で広まり、世界でストリーミングが増加したとの見方を示した。
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