「MIPCOM2023」に設置された韓国共同館(韓国コンテンツ振興院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
「MIPCOM2023」に設置された韓国共同館(韓国コンテンツ振興院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】このほどフランスのカンヌで開催された世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM2023」で、韓国企業は計750件、4億6384万ドル(約695億円)相当の輸出商談を行った。韓国コンテンツ振興院が24日、アニメーション分野をけん引役に、韓国企業の商談規模が昨年(1億8793万ドル)の2.5倍を記録したと説明した。

 毎年カンヌで開かれるMIPCOMには、世界各地から1万人前後の放送映像コンテンツ関係者が集まる。今年は10月16~19日(現地時間)に開催され、108カ国・地域から1500社以上の企業が出展し、約3500人のバイヤーが来場した。

 韓国コンテンツ振興院が運営した韓国共同館には、過去最大規模となる68社の企業が参加した。KBSメディアとMBC、SBSコンテンツハブをはじめとする放送コンテンツの制作・配給会社21社と、ピンクフォンカンパニーやアイコニクスなどアニメ制作を手掛ける34社が海外ビジネスでの新たな協力を模索した。さらに今回は初めて、中小制作会社に対する海外進出支援事業で選ばれた13社が参加した。

 コンテンツ振興院は韓国企業と海外バイヤーとのビジネスマッチング、番組ショーケースの場を設け、海外との業務協力の覚書(MOU)締結などもサポートした。 

 18日のショーケースには、韓国音楽専門チャンネルMnetが放送した話題のダンスサバイバル番組「STREET WOMAN FIGHTER」からチーフプロデューサーとダンサー兼振付師が登壇し、K(韓国)バラエティー独自のフォーマットや魅力的なコンテンツづくりについて語った。

 コンテンツ振興院のク・ギョンボン放送映像本部長は「ドラマからバラエティー、アニメまで、Kコンテンツが世界で爆発的な人気を集めており、海外バイヤーの関心がいつにも増して高かった」と伝えた。

 今後もコンテンツ振興院は海外で開かれる放送・アニメ関連の主要な見本市で韓国共同館を運営し、韓国企業の世界進出を後押しする方針だ。


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