FIFA技術研究グループメンバーの元韓国代表チャ・ドゥリ氏、アジアチームの善戦は「欧州での経験」(画像提供:wowkorea)
FIFA技術研究グループメンバーの元韓国代表チャ・ドゥリ氏、アジアチームの善戦は「欧州での経験」(画像提供:wowkorea)
「2022カタールワールドカップ」でFIFA技術研究グループ(TSG)メンバーとして世界のサッカーの流れを研究し分析している元韓国代表チャ・ドゥリ氏(現FCソウルユース強化室長)が、”アジアチーム善戦”の理由について「ヨーロッパ組の経験」と明かした。

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 チャ・ドゥリ氏は去る12日(現地時間)、カタール・ドーハで開催された「TSGブリーフィング」で、「アジアチームは今大会で良い成績を残した。その理由のひとつとして、現在ヨーロッパでプレーするアジア選手が多いことが挙げられる」と言及。

 これについて、チャ・ドゥリ氏は「韓国だけで見ても、『2002日韓ワールドカップ』開催時、ヨーロッパでプレーしていた選手はわずか2人で、そのほかの選手たちはKリーグにいた」と振り返り、「現在は特にヨーロッパで活躍中の韓国、日本、オーストラリア出身の選手たちが多く、その中の一部はドイツ・ブンデスリーガで所属チームのキャプテンを任されている。現在は、アジアチームが欧州チームと試合をしても気弱にならず、より競争力を持って戦うことができている」と説明した。

 しかし、まだアジアサッカーの進むべき道は「遠い」と厳しい評価を口にしたチャ・ドゥリ氏。特に、アジアサッカー連盟(AFC)所属でベスト16に進出した日本、韓国、オーストラリアは3チームとも「ベスト16」止まりで、その上に進むことができなかった。

 これについて、チャ・ドゥリ氏は「競技力の面で差は縮まっているが、ベスト16で激突した強豪チームとの試合で多くの問題点があぶり出された」と冷静に分析した。

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