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韓中日3カ国の説話をSF小説に 韓国でアンソロジー出版
【ソウル聯合ニュース】韓国、日本、中国のSF作家が各国の説話を短編小説に仕立てたアンソロジー「7番目の月、7番目の夜」(原題、以下同じ)が韓国で出版された。 このアンソロジーには、韓国の作家7人と中国・中国系作家2人、日本の作家1人の計10人が参加した。 中国系米国人の世界的SF作家、ケン・リュウは、七夕を素材にした表題作を執筆。中国の小都市・合肥を舞台に、別れを前にした恋人たちに起こる奇跡のような出来事を描く。 日本の藤井太洋は奄美地方に伝わる説話を基にした「海を流れる川の果て」を書いた。日本独自のシャーマニズムとアニミズムが興味深く展開される。中国の王侃瑜の作品は、春節(旧正月)に現れる怪物の説話をベースにした「新年の物語」だ。 韓国のクァク・ジェシク、ナム・セオ、ナム・ユハ、ホン・ジウン、イ・ヨンイン、ユン・ヨギョン、イ・ギョンヒはそれぞれ、南部・済州島の説話をベースにした短編小説を寄せた。