＜Kリーグオールスター＞中間投票1位のチャ・ドゥリ 「まずは母に、ありがとう」

今シーズンを最後に、現役引退を表明している韓国のサッカー選手チャ・ドゥリ（34、FCソウル）が、2015Kリーグオールスター戦ファン投票で不動の1位を独走している。チャ・ドゥリが、ファンに向けて感謝の意を表した。

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　来る27日、ソウルワールドカップ競技場で開かれる水原三星ブルーウィングスとのシーズン2回目の”スーパーマッチ”を前に、チャ・ドゥリは25日午前、ソウル市内にあるサッカー会館で開かれたメディアデーに出席。ライバルとの戦いを前に、覚悟を明かした。

　チャ・ドゥリは「1回戦で味わった敗戦を、選手たちは記憶している。しかし、それ以降、競技力はどんどん上がっており、勝ち点も積み上げて安定感が出てきた」とし、「水原戦は今後のシーズン全体に影響を及ぼす試合になるだろう。前回の屈辱を晴らすことができるように必ず勝利する」と語った。

　また、この席でチャ・ドゥリはファンの大きな愛に感謝を示した。

　韓国プロサッカー連盟は来る7月17日夜、安山ワースタジアムで開催される「2015ハナ銀行Kリーグオールスター戦」を前に、去る15日から実施中のファン投票（中間集計）結果を24日に発表。チャ・ドゥリは44人の候補選手の中で、最も高い支持を集めている。

　この結果に、チャ・ドゥリ は「皆さんに感謝の意を捧げたい。まず、母親にありがとう」と話し、笑いを誘った。家族と知人を含む、自身に1票を投じた全ての人に向けた感謝だった。

　続けて「ヨーロッパには（オールスター戦が）なかったため、オールスター戦は韓国に来て初めて経験するものだ。楽しく、意味深い場になるだろう。ライバルチームの選手たちとタッグを組み、負担なく会話もしながら楽しくプレーできる幸せな時間」とし、オールスター戦の意義を説明。「年齢が上の僕が、他の選手たちの票を奪ってしまって申し訳ないね」と彼らしい発言で会場を和ませた。

　同席したFCソウルのチェ・ヨンス監督は「引退を控えているチャ・ドゥリが、ファン投票1位を独走していることは、意味のあること」とし、「競技場の外でも、誰より自身をコントロールできる選手。同僚に対する尊重から相手選手への配慮、そして闘魂まで、そのような部分がファンに伝わり、多くの票が投じられたのだと思う」と称賛した。

　最後に「リーグ戦では（まだ）ゴールを決められていないが、オールスター戦では1ゴール決めたいという気持ちが大きい」と話したチャ・ドゥリは、人生最初で最後のスペシャルゲームに、全身全霊で臨むことを誓った。