「清掃労働者死亡事件」雇用部のパワハラ認定に、ソウル大学「再発防止・現場の声を傾聴」=韓国(画像提供:wowkorea)
「清掃労働者死亡事件」雇用部のパワハラ認定に、ソウル大学「再発防止・現場の声を傾聴」=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル大学の清掃労働者が死亡した事件で、一部職場内でいじめがあったと判断した雇用労働部(部は省に相当)の調査結果に対し、学校側は再発防止策を立てると明らかにした。

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2日ソウル大学は立場文を発表し、「故人と遺族、被害者らすべての方に深い謝罪の言葉を申し上げる」とし、「今週中に歓談会を開催し慰労の言葉を申し上げ、再発防止対策樹立のため現場の声を聞く」と明らかにした。

また、「雇用部の行政指導を忠実に履行するための方案を準備し、全般的な勤労環境を向上させるための努力に最善を尽くす」とし、「この過程で労組の意見を積極的に聴取し協議していく」と付け加えた。

先月30日、雇用労働部は遺族と行為者、勤労者などの関係者を対象に実施した調査結果、一部職場内でいじめの事実があったと判断し、ソウル大学に改善を指導した。

雇用部は、ソウル大学の寄宿舎安全管理チーム長A氏が施行した筆記試験とドレスコードが業務の適正範囲を超えた職場内のいじめだと判断した。A氏に対しては必要な措置を要求し、ソウル大学の勤労者全体に対する特別予防教育を実施するよう措置をとった。

民主労組、全国民主一般労働組合は、「雇用部の調査結果が事実関係を規定する攻防に拡散し、2次加害につながることがないことを願う」とし、「ソウル大学総長は組織の首長として丁重に謝罪すべきだ」と主張した。

ソウル大学の学生会「非正規職のないソウル大学をつくる共同行動」は声明を発表し、「今後はソウル大学が謝罪し責任を取る時間」とし、「誰でもできる遺憾表明ではなく、真の公式的な謝罪をオ・セジョン総長に要求する」と主張した。

これに先立ち、ことし5月26日に50代の女性清掃労働者がソウル大学寄宿舎の休憩室で急性心筋梗塞で死亡しているのが発見された。清掃労働者らは、女性が学校側の「パワハラ」と不当な指示、傍観のために死亡したと主張している。
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