米財務省、北朝鮮の銀行8行・個人26人を制裁リストに追加

米政府は26日（現地時間）、北朝鮮の銀行8行とこれらの銀行代表など26人に対し、追加制裁を下した。

　米財務省は今回の制裁は北朝鮮の大量殺傷兵器開発に対応し、国連安保理の対北朝鮮制裁を補完するための措置だと明らかにした。CBSなど米メディアが伝えた。

　対象となる銀行は農業開発銀行、第一信用銀行、Hana Banking Corporation、国際産業開発銀行、ジンミョン合弁銀行、高麗商業銀行、リュギョン商業銀行の8行だ。米財務省はこれを前に北朝鮮の核兵器開発プログラムに関する取引をおこなった朝鮮貿易銀行と朝鮮中央銀行が政府機関として運営されているとし、制裁対象に含ませた。

　また、この日、中国、ロシア、リビアなどで活動する銀行代表ら北朝鮮人26人を制裁リストに挙げた。

　今回、制裁対象者に指定された銀行と個人の米国内資産は凍結され、国際金融システムへの接近が事実上、遮断される。