<W解説>福島第一原発の処理水放出、韓国政府は対応に予算をかけ過ぎた?
<W解説>福島第一原発の処理水放出、韓国政府は対応に予算をかけ過ぎた?
韓国が、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出に対する懸念から、放射能検査などの実施を続けている中、韓国紙の中央日報は、放出に対応するために韓国政府が投じた予算は、2021年からことし8月までに2兆3542億ウォン(約2500億円)に上ることが明らかになったと報じた。同紙は「2023年8月の福島汚染水(処理水)放出から2年間に、政府は9万9932件の放射能検査を実施したが、許容値以上の放射能が検出された事例は一度もなかったという。結果的に2兆ウォン以上も無駄に使ったということだ」と指摘した。日本政府が処理水の海洋放出を決定、2023年8月から実施に踏み切った当時、韓国最大野党(現与党)だった「共に民主党」は放出に強く反発。放出時に同党代表を務めていたイ・ジェミョン(李在明)大統領は、放出が始まるや、抗議の意思を示すために韓国国会本庁前などでハンガーストライキを行った。放出時の政権与党は「国民の力」(現野党)だが、当時、「共に民主党」が過剰ともいえる反発を示さなければ、巨額な予算は投入されなかったとの批判はもっともだろう。
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