
最近、生理のことをオープンに話しても良いという風潮が出てきましたよね。女性にとっても賛否のわかれるところですが、これを気に生理について男性に知ってもらえる機会にはなりました。しかし、現状まだまだ理解どころか知ってもらえていないこともあり、苦労している女性も多くいます。
例えば、芸能人が公表したピルを飲んでいるという事実や、生理の時に使う月経カップの使い方についても議論がなされました。ピルは未だに避妊薬としてしか認知されていないことも多く、子宮のつらい症状や生理痛に対して効果的であることが知られていません。病気の予防にもなり、お金はかかるものの女性のQOLを爆上げしてくれるアイテムなのです。

このようなセンシティブな情報が隠されていることは女性にとって恥ずかしさを回避するのに良いのかもしれませんが、しかしデメリットはこれから女性になっていく女子学生に、もっと楽に生きられる選択肢があると気付かせてあげられないことです。
例えば生理痛やその諸症状が酷く、人生でも最も大事なイベントの1つである大学受験で失敗してしまったとしたら、どうやっても女性である自分が許せないことだってあるでしょう。しかし、ピルの種類によっては生理の日を自分で少し操作することができるため、少なくとも痛みを伴わずに受験ができたかもしれないのです。

このような知識を持たずに過ごせば、仕事を休みたくないのに生理で休んでしまう罪悪感をさいなまれたり、症状が酷くて会社を辞めるといった判断をしてしまうかもしれません。それは結構大きな問題なのではないでしょうか。
男性に生理について知ってもらうというのも大切なことですが、もっと大切なのは女性に生理とのもっと上手い付き合い方があると知ってもらうことなのではないでしょうか。知識が得られなかっただけでこんなつらい生き方をし、女性である自分を許せないと感じる女性がいるならば、それは1人でも多くそして素早く救ってあげるべきです。
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