現代では輸入やハウス栽培が増え、野菜や果物の旬を意識しない人も多くなっています。
ですが、旬の時期のものは他の季節に比べて、美味しくて新鮮なものが安く手に入る上、栄養価が高いというメリットがあります。
野菜に比べると果物の方が旬の時期にしか手に入らないものも多いです。
果物は調理しなくてもそのままでおいしく食べられるので、手軽に普段の食生活に取り入れやすく、栄養バランスをアップさせられます。
初夏に旬を迎える果物をご紹介します。


●メロン




フルーツの中でカリウムを多く含んでいるものとしてよくバナナが挙げられますが、実はメロンの方がカリウム豊富です。
カリウムはミネラルの一種で、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧やむくみの予防に効果があると言われています。
メロンには数多くの品種があり、旬も少しずつ異なりますが、5〜7月に旬を迎えるとのが多いです。


●びわ




若い人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、昔は庭にびわの木がある家がよくあり、おすそ分けをもらうなど身近な果実だったそう。
痛みやすいため、最近では高級な部類の果物として扱われています。
びわにはβカロテンやβクリプトキサンチンが豊富に含まれています。体内でビタミンAに変換されて眼や粘膜、皮膚の健康を保つ働きをしています。
βクリプトキサンチンには骨粗鬆症や生活習慣病を予防する効果も期待されています。
旬は5〜6月。もしかしたら実は普段通る道にびわの木があって、生っているところを見られるかもしれません。


●さくらんぼ




さくらんぼは一つ一つが小さく、種もあるため、カロリーが低く含まれている栄養素の成分量も多くはありません。
ですが、糖質、ビタミンAやビタミンB1、B2、ビタミンC、ミネラルなど種類は豊富でバランスも良いです。
ミネラルの中でも鉄分を多く含んでいるため、貧血が気になる人には特におすすめです。
また、アントシアニンやフラボノイドといった抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれているので、美容面でも取り入れたい果物です。
旬は5月後半〜7月です。


果物は必ず食べないといけないものではないので買う優先順位が低いかもしれませんが、たまには食卓に取り入れて季節を感じる時間を作ってみませんか?

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