皆さん自身や、皆さんの周りには相手を甘やかす人、優しすぎる人、叱れない人はいませんか?これらは、相手から嫌われたくない故にしてしまう行為です。相手に優しくしているようでいて、実は自分が傷つきたくないという気持ちから自衛をしているだけなのです。このような行為はどうしたらやめられるのでしょうか。

相手に嫌われたくない。そういう気持ちは誰しもが持っているものでしょう。だから好かれるような言動をとるわけですが、それも行き過ぎると相手を叱れず、相手のためになりません。特に仕事上では叱らなければならない場面もあるため、適切とは言えないでしょう。




このような行為をやめるためには、まず相手を叱っても、それが正当な理由であれば嫌われないと理解することが大切です。それで嫌われたら相手は相当理不尽なことで怒っているので、むしろ嫌われた方が楽かもしれません。

叱るべき時があること、正当な理由で叱ればそれは相手のためにもなり、かつ相手から感謝されるべき行為であることを深く理解することは大切です。叱る=嫌われるという公式が頭の中にできているのであれば、それは間違いです。

小学校や中学校時代、怖いけれど人気の先生はいませんでしたか?一見矛盾しているように見えますが、好かれる先生は厳しくても好かれます。まっとうなことを言っているのなら生徒からの信頼は厚くなるからです。




これと同じで、自分が相手を叱るような立場になった時も、それが必要な時と判断したなら相手にわかるように説明して叱りましょう。ポイントは、怒るのではなく叱ることです。声を荒らげる必要はありません。静かに諭すという方法でも良いです。それでも理解してもらえない子どもなどに対してなら、少し厳しくしても良いです。

こうして叱ることに慣れていかないと、ただ自分だけはキレイでいたい気持ちから周囲に迷惑をかけてしまいます。自分の代わりに叱る嫌われ者を演じるのは誰なのか、想像を巡らせてみましょう。

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