
職場で真面目に働いている人からすると、不真面目な人を叱るべきか迷うことはありませんか?叱る立場にないことや、叱ったら人間関係が悪くなってしまうのではないかという懸念から、言いたくても言えない場面が出てきます。こういった場合にはどうするのが適切な対応なのでしょう。
不真面目な人を見るとイライラしますよね。私はこんなに頑張っているのに、気が利かずに不真面目な人がいると、その人とお給料も一緒であることが嫌になってくるという人も。それをそのまま放っておいたら自分のイライラが募っていって精神衛生上良くありません。ですから、自分を守るために注意するというのも大いに考えるべき選択です。

注意したことによってそれ以降その人の不真面目が目立たなくなれば、今後の仕事は快適なものです。注意の仕方さえ気を付けて、言葉遣いや時間の取り方を意識すればさほど問題にもならないはず。優しく諭すように言えば嫌われたりもしませんし、その後こちらからたわいない話をすれば相手も安心するでしょう。
では逆に、叱らない選択をするメリットは何でしょうか。一つは、自分が嫌われ役を買って出なくても良いことです。叱るという行為は正しいことをしているのにもかかわらず、叱った相手に嫌われる確率が高いものという割に合わない仕事です。その役目を自分がするのではなく、もっと上の立場の人から言ってもらうことで解決に導く方法もあります。

立場的に弱いのであれば、上司などへ報告するのも良いでしょう。報告という大仰なものでなくても、雑談の合間に言ってみる程度で構いません。それを気に止めてくれたなら注意もしてくれるはずです。上からの注意なら自分が言うよりも効果があるかもしれませんし、人間関係だって壊さずに済みます。
スルースキルを身につけられる人であれば、その人とできるだけかかわらないようにするというのも手です。気にするとイライラするので、あえて見ない、気にしない、関心を示さないと心を無にするのです。我慢強いタイプや、相手のことを諦められる人に向いている手段ですね。
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