相手の思いに応えたい…！これは恋じゃない？

自分に好意を寄せている人がいた時、その人のことが特に好きでなくても、「相手の思いに応えたい」と思って付き合ってしまうのは正しいことなのでしょうか。相手のことを悪くは思っていないのであれば、付き合ってからお互いのことを知っていくのもアリと考える派もいれば、好きでないなら付き合うべきではないと断る派もいます。

付き合うのもアリという派の考えでは、全てのパターンで好きになってから付きあうわけではないというものが根底にあります。ただ、この場合は相手の思いに応えたいというボランティア精神が表れている場合もあり、自分の気持ちより相手を喜ばせたいとしてしまうところにリスクがあります。




相手優先で自分は尽くすタイプだという人に多く見られる傾向ですが、度が過ぎると相手の良いように扱われるので注意が必要です。付き合ってみてちょっとおかしいなと感じるようならすぐに距離を取るのも一つです。

好きでないなら付き合うべきではないという派は、付き合ってみてから好きになることを良しとしない考えがベースにあります。好きだから付き合うのであって、そうでないならむやみに付き合うのは相手のためにもならないと考えています。




確かに、付き合ってみたは良いけれど、相手のことを好きになれなかったら相手にぬか喜びをさせてしまいますよね。そのことを想えば正しい選択ではないのかもしれません。けれど、付き合わなければわからないことも多々あるので、それを考えれば付き合うことで好きになる可能性が奪われないとも言えます。

せっかく自分のことを好きになってくれたのだからその人に応えたい、それは良い反応ですが、しかし時として「こんな自分を好きになってくれた」と自分を卑下することにもなりかねないのでよくよく考えてから結論を出すべきでしょう。付き合うにせよ付き合わないにせよ、相手だけでなく自分も大切にしなくてはならないことを忘れないようにするべきです。