最近は小学校低学年でも塾に通う生徒が増えているそうです。子どもができたら習い事をさせたいタイプの人もいますが、その中には高確率で学習塾が入っています。しかし、小学校1年生~3年生は、本当に塾に行く必要があるのでしょうか。

もちろんその子次第ということになるので一概には言えないことを前提として述べていきますが、基本的にはあまり意味がないという現役塾講師もいます。理由は、脳が未発達だからです。これ以上は誰がどう考えてもわかりやすく教えられないことがあり、それを理解するには脳年齢が熟すのを待つという選択肢しかないのです。




例えば、算数が苦手で塾に通う生徒もいます。けれど、10センチメートルの次は11センチメートルということがわからない場合があります。これは教え方によってわかる問題ではなく、その子の脳が未発達だからでしょう。大きくなれば教えられなくてもわかるものは、塾へ行ってもそもそも教えられないのです。

その時にはわからなくても、大きくなったらわかるものは他にもあります。わかりやすいのはアナログ時計でしょう。普通、大人になっても時計が読めない人はいませんよね。それと同じで、やはり脳年齢が他の子よりも遅いと学校の授業にどうしてもついていけない状態になります。




だから親は焦って塾に放り込むわけですが、いくら腕利きの塾講師であってもそれは教えられないということは多々あります。そしてそれを知らないために、講師が不出来であるとか、うちの子はダメなのだと思い込んでしまったりします。

小学校低学年で学習塾に通うのであれば、学校についていけない場合ではなく受験を目指す子に限るのが良いと言えるでしょう。脳の発達がある程度追い付いた段階であれば教えられることも増えるので、小6になったら中学を意識して入塾するくらいで良いのではないでしょうか。それ以下の年齢だと、自由奔放に動いたりするので勉強をしに来ている生徒は少ない傾向もあります。

(C)wowKorea