学園ものでラノベの本なら恋愛要素が満載で胸キュンもしますが、大人になってから読むとなると少し抵抗がある、もっと大人向けのものが読みたいと感じるのであれば、「歴史ファンタジー」をおすすめします。本のジャンルとしてはそこまでメジャーではないかもしれませんが、ファンタジーに歴史が絡むことで読み応えがあるものとなります。

歴史ファンタジーの良いところは、現代ではなく過去の私たちが知らない暮らしが舞台となっていることから、現実とより離れた世界へトリップできることです。没入感があり、しかし未来の話ではないことからどこか懐かしさも覚えるため共感しやすい物語が多い傾向にあります。




歴史ものだと勉強要素があったり堅苦しさがあったりしますが、ファンタジー要素があると一気に読みやすくなります。例えば和物なら、室町時代が舞台ではあるものの、歴史にまったく詳しくなくても読めるよう当時の宝物で強い力を身に着けることができるなど、興味をそそられる要素がちりばめられています。

少し舞台が異なるだけで、そこで展開される恋愛も大人が読んで楽しめるものになります。昔の人々の恋愛のピュアさを知ったり、若者の恋愛が良いなら彼ら彼女らが町のお祭りでどのように恋をしていったのかを知ることもできるでしょう。読みやすさを重視するなら、ノンフィクションよりフィクションの方をおすすめします。




日本の歴史ファンタジーを書いている荻原規子さんは歴史ファンタジーに恋愛を賭けた人気作家の一人です。昔の日本の自然描写が素晴らしく、特に「勾玉三部作」と呼ばれる3つの重厚な本は若者の恋愛が描かれ胸キュンできます。

学園ものの展開に飽きてしまったり、ちょっと違った角度から恋愛を楽しみたいと思うのであれば歴史ファンタジーはおすすめです。本のジャンルを変えて恋愛を楽しむという方法も取り入れると面白いですよ。物語に二人の思いがどのようにかかわっていくのかが見ものです。

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