
山の頂上から下を見下ろした時、雲がじゅうたんのように見られる、雲海。
まるで雲の上に浮かんでいるみたいなその風景は圧巻です。
近年では兵庫県朝来市にある竹田城が、「日本のマチュピチュ」として話題になりました。
でも雲海は、決していつでも見られるというものでもありません。
ここでは、国内の雲海スポットと、雲海を見られる条件、確率を上げるコツをご紹介します。
<日本に結構ある天空の城!雲海スポットの一例>
北海道地方
トマム(北海道)
東北地方
栗駒山(宮城、秋田、岩手県)
高清水高原(岩手県)
関東地方
渋峠(群馬県)
甘利山(山梨県)
鎌倉山(栃木県)
中部地方
富士山乗鞍岳(山梨県)
白山(岐阜県、石川県)
関西地方
愛宕山(京都府)
大江山(京都府)
竹田城・立雲峡(兵庫県)
黒井城(兵庫県)
中国地方
弥高山(岡山県)
津和野城址(鳥取県)
四国地方
祖谷渓谷(徳島県)
大川峰(愛媛県)
九州地方
阿蘇山(熊本県)
桝形山(宮崎県)
国見ヶ丘(宮崎県)
霧島・高千穂峰(宮崎県)
<雲海は、そう簡単には見られない!?>
雲海が見られるのは、運次第とも言われています。でもせっかくなら、みられる確率を上げたいですよね。ここではそんなコツをご紹介します。
<季節は、晩秋がベスト>
9月から12月が、一番雲海の発生しやすい季節だといわれています。2月くらいまでは運が良ければみられるかも。
<時間は、ズバリ早朝!>
明け方から午前8時頃までが、雲海の発生確率が高い時間だといわれます。
<天気は?>
良く晴れた、風の穏やかな日がベストです。
<温度は?>
朝晩の冷え込みが激しく、昼はある程度温かいような気候が発生確率を上げてくれます。
<雲海が出そうな日を見極めるには?>
週間天気予報をチェックして、気温や天気を見ておきましょう。ある程度の目安をつけておくといいですね。
<参考になる、濃霧注意報>
濃霧注意報の出ている日が、雲海の出やすい日。行きたい場所の濃霧注意報も忘れずにチェックしておきましょう。
<準備しておくと良いもの>
・懐中電灯
登山道はまだ暗いうちに上らなければなりません。ライトアップしているところは非常い少ないですので、懐中電灯を忘れず持っていきましょう。
・防寒着
晩秋の山道は想像以上に冷えます。温かい恰好を忘れずに。山頂で温かい飲み物が飲めるような用意もしておきましょう。
<まとめ‐見られたらラッキー、見られなくて普通!?>
「せっかく登ったのに、雲海見られなくて最悪」という声を聞くことがあります。
雲海を見られる可能性は、非常に低いもの。
万全な準備をしていっても、みられないことが普通です。だから「見られたらラッキー」くらいの気持ちで行きましょう。たとえ雲海を見られなくても、山の上から日の出を見るだけでも感動が違います。
一番確率を上げるコツは、「何度も行く」ことかもしれません。だからこそ、みられた時の感動もひとしおなのです。
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