
「この人とずっと一緒にいたい」そう思える相手ができたとき、ふたりの距離をさらに縮める手段として「同棲」を考える人も多いのではないでしょうか。
結婚を前提にした同棲には、日常をともに過ごすからこそ見えてくる発見や、ふたりの絆を深めるチャンスがたくさんあります。その一方で、勢いで始めてしまうと、思わぬすれ違いやストレスを招いてしまうことも。今回は、結婚前に同棲をするメリットやデメリット、事前に決めておいたほうがよいことを紹介します。
○結婚前にする同棲のメリットって?

メリット1:価値観の違いを把握できる
一緒に暮らすことで、相手の生活リズムや金銭感覚、家事への向き合い方などが自然と見えてきます。短いデートでは気づきにくい部分まで知ることができるのは、同棲ならではのメリット。結婚後に「こんなはずじゃなかった……」とならないために、事前にお互いの価値観をすり合わせるよい機会といえるでしょう。
メリット2:忙しくても一緒に過ごす時間が増える
仕事が忙しいカップルほど、平日の夜や休日に会う時間が限られてしまいがち。同棲すれば、「おかえり」「おはよう」の一言だけでも顔を合わせることができ、気持ちのつながりを感じやすくなります。
メリット3:生活費を節約できる
家賃や光熱費、インターネット代などを一緒に負担すれば、ひとり暮らしよりも出費を抑えられる可能性があります。また、食費も外食の回数が減ることで節約になることも。結婚に向けて貯金をしたいカップルにとって、経済的に協力し合えるのは心強いポイントです。
○結婚前にする同棲のデメリットって?

デメリット1:結婚のタイミングを見失いやすい
同棲生活に慣れてしまうと、「このままでもいいかも」と、結婚の話が後回しになってしまうことがあります。
デメリット2:距離が近すぎてケンカが増えることも
同棲によってお互いの短所や生活のズレが見えやすくなり、ストレスがたまりやすいのも事実。「一緒にいればうまくいく」と思っていたのに、逆にすれ違ってしまうこともあります。
○同棲前に決めておきたいこと

・ 同棲の期限を設定しておく
「とりあえず」でなんとなくスタートしてしまうと、いつの間にかゴールの見えない同棲生活に。結婚を意識しているなら、「1年以内に結婚する」といった目安を決めておきましょう。ふたりの将来について定期的に話し合う機会も大切です。
・生活費の負担割合を決めておく
お金の話はあいまいにせず、同棲前に負担割合や口座の管理方法を決めておくのがおすすめ。お互いの収入や生活スタイルに合わせて、公平感のある形を探してみてください。
・家事の分担をざっくり決める
「気づいたほうがやる」で乗り切ろうとすると、負担に偏りが出て不満がたまりがち。完璧に分ける必要はありませんが、ある程度の役割分担や得意・不得意を把握しておくことでストレスの少ない同棲生活につながります。
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