「車輪のついた家2」完全体のイム・シワン、キム・ヒウォン、ソン・ドンイル、ヨ・ジング。(画像:画面キャプチャ)
「車輪のついた家2」完全体のイム・シワン、キム・ヒウォン、ソン・ドンイル、ヨ・ジング。(画像:画面キャプチャ)
トレーラーハウスで旅をする全11話のバラエティ「車輪のついた家2」(tvN)が6月18日(金)に終了した。ソン・ドンイル、キム・ヒウォン、イム・シワンのレギュラー陣と共に旅をする今シーズンのゲストは女優ペ・ドゥナからはじまり、俳優キム・ドンウク、女優コン・ヒョジン、俳優オ・ジョンセ、女優オ・ナラ、女優チョン・ヘジン、女優キム・ユジョン、ユナ(少女時代)、俳優キム・ビョンチョルと続き、第10話と第11話の2週にわたって放送された最後を飾るゲストは“家を出て帰ってきた”俳優ヨ・ジングだった。

ヨ・ジング の最新ニュースまとめ

今シーズンはドラマ「怪物」の撮影と重なり、残念ながらレギュラー出演を断念したが、無事にドラマの撮影が終わり、戻ってきたのだ。前シーズンで息を合わせ、ヨ・ジングを可愛がっていたソン・ドンイルとキム・ヒウォンが本当に嬉しそうで、その喜びが全身からあふれ出ていたが、それは制作スタッフも同じだ。テロップで「うちの末っ子ジングが帰ってきました」とハートマークを付けて紹介したり、「完全体」という表現で、ヨ・ジングへの愛あふれる編集が随所に見られ、温かい気持ちにさせられた。

6月11日(金)の第10話では、ソン・ドンイルが「家を出て成功したのなら、早く戻ってこいよ」と笑顔でハグをしながら迎え入れ、済州島での旅がスタート。前シーズンで苦い思い出のあるシッケ(韓国伝統の発酵飲料)をリベンジでまた作って持ってきたヨ・ジングは、今回の旅を「家族として過ごすか?ゲストとして過ごすか?」と聞かれ、日が沈むまではゲストとして過ごすと答えた。一応、出演するにあたり、立ち位置をどうするか、自分なりに考えた結果、やはり家族として過ごした方がラクだという結論に達したようだ。

兄貴たちも、ジングが来たからすごく嬉しいし、気がラクだと言いながら、明らかにこれまでのゲストとは違う待遇!? それがヨ・ジングも嬉しそうで、兄貴たちと一緒にテントを張り、食事の準備をし、せわしなく動きながら楽しそうだった。

昼食では、前シーズンで作ったトッポッキをヨ・ジングが一人だけおいしそうに食べたことから、今回もスープトッポッキで腕を振るうことにしたキム・ヒウォン。ところが、相当な自信で味見をせずに作っていくので、ちょっと心配になったヨ・ジングとイム・シワンが、キム・ヒウォンのいない隙にこっそり味見をして、砂糖を投入。内緒で料理の味を整えたのだ。おかげでスープトッポッキは大成功。ヨ・ジングは普段料理をしないキム・ヒウォンが自分のために作ってくれた気持ちを察し、料理を成功させ、先輩の顔を立てたかったのだろう。自分が味を整えたことは何も言わず、キム・ヒウォンのシグネチャー料理だとおいしそうに食べていた。ちなみに、ヨ・ジングの持参したシッケも今回は大好評だった。

そして、夕飯はヨ・ジングがチャンポンを作ったが、今度はキム・ヒウォンが「世界で一番おいしい」と大絶賛。心を込めて作っていたので、それが味に出たのだろう。温かい雰囲気に包まれた夜だった。

6月18日(金)の最終話では済州島2日目の模様が公開された。この日はソン・ドンイルの誕生日。朝起きたばかりの状態で、ソン・ドンイルに対し、キム・ヒウォン、イム・シワン、ヨ・ジングの3人がバースデーソングを歌い、韓国の誕生日といえばお馴染みのワカメスープと牛肉のプルコギを作った。ここでも、ヨ・ジングが料理の腕前を発揮。プルコギを作るとき、おばあちゃんから教えてもらったというユジャチョン(柚子の蜜漬け)を隠し味に使い、3人の舌を大満足させ、特にこのような誕生日のご馳走は初めてだとし、ソン・ドンイルを感動させた。

この日、ヨ・ジングがソン・ドンイルから一番言われていた言葉は「外で何を勉強してきたんだ?」だった。料理の場面をはじめ、ソン・ドンイルがイム・シワンにつっこまれるのを見て大笑いしたり、ソン・ドンイルの首を揉んであげるつもりが、首を絞めていたり、ヨ・ジングが以前とは違う姿を見せるたびに、ソン・ドンイルが発した言葉だったが、成長して戻ってきたヨ・ジングに対する、ソン・ドンイル式の愛情表現のように聞こえた。

そんなヨ・ジングはソン・ドンイルと2人きりになったとき、真剣な話も。結婚は早い方がいいというソン・ドンイルの言葉に、「まだ仕事への欲が強い」と答え、一時期マンネリに陥ったことを告白。演技を褒められ、賞をもらったことで、それまで楽しかったものが、もっと上手くなりたいという思いに変わり、同時に演技に対する難しさも感じるようになったという。だから、10年、15年が経ち、30代になれば、考えもはっきりとするのではないかと思い、早く20代が過ぎてほしいと思っていたという悩みを打ち明けた。

それに対し、ソン・ドンイルは俳優というのは世間の評価を受ける仕事だから、何歳になっても大変だとし、自分もキム・ヒウォンも同じだと経験談を語りながら、ヨ・ジングに対し「よくやってるよ」と温かい言葉で慰労してあげる姿が印象的だった。

最後の夕飯では、流し釣りに挑戦したものの、ソン・ドンイルとキム・ヒウォンが船酔いしたため、早々に切り上げることになり、兄貴たちが休んでいる間、活躍したのはイム・シワンとヨ・ジングだった。並んでキッチンに立った2人はコンビネーションも抜群で、イム・シワンが釣った魚で、刺身とメウンタン(辛い海鮮鍋)を作った。そして、兄貴たちが回復した後は、前シーズンの最終回でも大好評だったソン・ドンイルが握る寿司と海鮮丼という最後の晩餐で今回の旅を締めくくった。

イム・シワンが魚を釣り、ヨ・ジングが魚をさばき、ソン・ドンイルが料理をし、キム・ヒウォンがただ食べるというケミストリーが最高だと笑いながら今回の旅を振り返った4人。ソン・ドンイルは「好きな人と行く旅行は、場所がどこでも何を食べても良いものだ」としみじみ語っていたが、エンディングのテロップには「またすぐ会いましょう」と出ていた。シーズン3が制作されるのか気になるところだが、次週からは後枠として、こちらもシーズン2となる「シックスセンス2」がスタートする。

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