【ジュネーブ聯合ニュース】韓国人として初めて国連機関のトップに就任した故李鍾郁(イ・ジョンウク)元世界保健機関(WHO)事務局長の英語版伝記の出版記念会が、命日にあたる22日にスイス・ジュネーブの国連欧州本部で開催される。
 夫人の鏑木玲子氏、WHOのマーガレット・チャン事務局長、韓国保健福祉部の林采民(イム・チェミン)長官らが出席する。
 伝記の出版は韓国国際保健医療財団とWHOが共同で費用を負担し推進した。WHOが歴代事務局長の伝記を出版したのは初めてという。韓国語版は年内に出版される予定。
 李元事務局長の在職時に演説文を担当したデスモンド・エイブリー氏が執筆した。伝記は幼少期から成長期、WHOでフィジーやフィリピンなど南西太平洋地域で活動した時期、事務局長時代の3部構成になっている。
 感染症対策などに尽力した李元事務局長は、在職中の2006年5月に脳血栓で倒れ急死した。

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