【ソウル聯合ニュース】第2回核安全保障サミットが27日、ソウルで閉幕し、議長を務めた李明博(イ・ミョンバク)大統領は共同声明(ソウルコミュニケ)を発表する記者会見を行った。会見の中で李大統領は、北朝鮮のロケット発射計画を批判した中国の胡錦濤国家主席の発言をあらためて取り上げた。
 李大統領は会見で、胡主席が前日の韓中首脳会談の際に「北朝鮮は住民の生活のことを考えなければならないにもかかわらず、数億ドルを(発射に)使っている。理にかなったことではない」と発言したことを取り上げた。
 李大統領の発言の背景には、胡主席が北朝鮮を批判する発言について中国外務省や中国メディアが紹介しなかったことがあるとみられる。世界の注目を集める同サミットの会見で、中国が北朝鮮批判をしていることを広く知らせようとしたとの分析だ。李大統領の発言は、中国の国営テレビ記者が行った質問に対する回答の中で出た。
 李大統領は会見で、2日間にわたり行われた同サミットについて「核テロのない、より安全で平和な世界をつくる一歩になった」と評価した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0