マイア・ブラジル下院議長=17日、釜山(聯合ニュース)
マイア・ブラジル下院議長=17日、釜山(聯合ニュース)
【釜山18日聯合ニュース】ソウルで19日に開幕する20カ国・地域(G20)上院議長会議を前に来韓したブラジルのマルコ・マイア下院議長が17日、滞在先の釜山で聯合ニュースのインタビューに応じた。
 マイア議長は「国家の発展のため立法機関は有益な道具となるべきだ」とし、議会の役割を強調した。以下は一問一答。
――ブラジルは世界7位の経済大国、ラテンアメリカ宗主国として浮上し、南米統合を主導している。国のグローバルリーダーシップ強化に向けた立法機関の役割とは何か。
 「下院は政策の策定と履行を支持する役割を果たしている。ブラジルはこれまで急成長を遂げてきた。さまざまな経済指標に表れているように、世界の羨望(せんぼう)のまなざしを受けるに値する。ブラジルは政治的・社会的安定を実現した。下院の役割はこうした国力を持続可能なものにすることだ。ブラジルの変化に多様な道具を提供すべきであり、成長に必要な有益な道具となるべきだと考えている」
――韓国とブラジルが2004年に「21世紀の共同繁栄に向けた包括的協力関係」を構築後、両国の貿易が大幅に増加した。特に韓国企業のブラジル進出が増え、最近はリオデジャネイロとサンパウロを結ぶ高速鉄道事業へ参加する意向も示しているが。
 「両国の協力関係は、経済・社会的に模範となっている。私たちは現在、投資が必要な状況だ。今後も成長の可能性が大きく、持続的なパートナーを必要としている。韓国と韓国企業が活発に活動できるようなムードを醸成することが、私たちの役割だ。
 高速鉄道事業の入札に韓国が参加することを望んでいる。韓国の経験、これまで維持してきたブラジルとの関係などから、韓国が差別化された提案をするものと期待している」
――ブラジルは広大な土地と膨大な資源を有している。韓国企業が資源や農業分野などへの投資に高い関心を示している。
 「農業はブラジルの最も重要な経済分野の一つで、韓国との協力が必要であり、可能だとみている。特に装備への投資において、韓国との緊密な協力が必要だ」

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