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ソウル中央地裁は10日、クォン・サンウの所属事務所が、写真集の出版部数を減らしたために投資金を解消できなかったとして製作側から損害賠償を求められていた訴訟で、事務所側に3億5000万ウォン（約2512万円）の支払いを命じる判決を言い渡した。
裁判部は「契約より少ない部数を発行し、投資元本に該当する販売収益を支払う義務を履行しなかった」とし、事務所側は元本の残金を支払わなければならないと述べた。
事務所側は、契約期間満了の2011年2月までに発行すればよいため、債務不履行には当たらないと主張したが、裁判部は、公判弁論最終日の時点でも追加発行計画が予定されていたことを認める証拠はないとして、これを退けた。
クォン・サンウの所属事務所は、2008年2月に写真集の製作、発売、版権契約を製作業者と結んだ際、写真集による収益金を投資元金10億ウォンに達するまで全額、製作業者側に支払うとしていた。契約では初版4万部発行となっていたが、実際に発行したのは1万部で、支払われた収益金は6億5000万ウォンにとどまった。このため、この業者から未回収分の投資金債権を譲渡された企業が残金3億5000万ウォンの支払を求める訴訟を起こした。
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