ランニングで体をほぐす代表メンバー=20日、ルステンブルク(聯合ニュース)
ランニングで体をほぐす代表メンバー=20日、ルステンブルク(聯合ニュース)
【ルステンブルク19日聯合ニュース】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、韓国は23日午前3時30分(韓国時間)、ナイジェリアとB組1次リーグ最終戦を戦う。1954年にスイスW杯に初出場して以来、初の国外開催W杯決勝トーナメント進出をかけた、運命の一戦だ。
 2002年の韓日W杯で準決勝にまで進んだ韓国は、これまで7回連続・合計8回W杯本大会に出場したが、国外開催の大会ではすべて予選敗退した。
 リーグ最終戦を戦うナイジェリアは、1994年と1998年に2大会連続で決勝トーナメントに進出。1996年のアトランタ五輪で金メダル、2008年の北京五輪で銀メダルと、国際舞台で着実に成績を上げている。ただ、2002年の韓日W杯では予選敗退、2006年のドイツW杯では地域予選で敗れ、本大会に出場できなかった。
 8年ぶりのW杯本大会となるナイジェリアは、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング21位と、韓国(47位)より26ランク高い。だが、ナイジェリアが今大会で力を発揮できず、2敗で最下位にいることは韓国にとって好都合だ。
 韓国は初戦でギリシャを2-0で下し、第2戦ではアルゼンチンに1-4で敗れ、1勝1敗としている。ナイジェリアを下せば2勝1敗で決勝トーナメントのチケットを「予約」することになる。同時刻の試合でギリシャがアルゼンチンを負かせば3チームが2勝1敗で得失点差を争う状況も考えられるが、ナイジェリア戦の勝利は決勝トーナメント進出の「保証小切手」も同然だ。
 ナイジェリアと引き分ければ1勝1敗1分でアルゼンチン・ギリシャ戦の結果を見なければならないが、ナイジェリアに負ければすぐに荷物をまとめて帰国の途につかねばならない。
 許丁茂(ホ・ジョンム)監督はアルゼンチン戦後のミーティングで、「破釜沈船(背水の陣)」の覚悟でナイジェリアとの一戦に挑むと決意を新たにした。アルゼンチン戦で見せた「4-2-3-1」のフォーメーションより、さらに攻勢の強い「4-4-2」で挑むようだ。
 看板ストライカーの朴主永(パク・チュヨン)が攻撃の主軸を担い、李東国(イ・ドングク)か「左足の達人」廉基勲(ヨム・ギフン)のどちらかが朴のパートナーとして息を合わせる。
 両サイドのウイングには朴智星(パク・チソン)と李青龍(イ・チョンヨン)、中央MFには金正友(キム・ジョンウ)と奇誠庸(キ・ソンヨン)。守備ラインは左から李栄杓(イ・ヨンピョ)、李正秀(イ・ジョンス)、趙容亨(チョ・ヨンヒョン)、車ドゥリ(チャ・ドゥリ)が並ぶ。アルゼンチン戦で突破された右サイドに、呉範錫(オ・ボムソク)の代わりに車ドゥリが入った。GKは、2日前に男児が生まれたばかりの鄭成龍(チョン・ソンリョン)が務めるようだ。
 対するナイジェリアは、ヤクブ・アイェグベニを主軸に韓国のゴールを狙う。アイェグベニの活用度に応じ、「4-4-2」または「4-3-3」のフォーメーションを取るようだ。

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