【ソウル19日聯合ニュース】政府は19日、北朝鮮の提案を受け入れ、21日に開城で南北接触を行う予定だと述べた。 統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は会見でこのように明らかにし、同部の金泳卓(キム・ヨンタク)開城工団事業支援団長、開城工団管理委員会の文武ホン(ムン・ムホン)委員長、実務者ら10人前後の関係者が21日に開城を訪問すると説明した。李明博(イ・ミョンバク)政権発足後、軍事実務者や6カ国協議関連の外交当局者官の接触以外に、初めて南北当局間対話が行われることになる。統一部当局者が南北協議のために訪朝するのも現政権では初めてだ。 李副報道官はまた、「国民の身辺安全と開城工業団地の安定した発展が主要な関心事項」とし、これらに役立つ方向に南北接触が進むよう万全を期すと強調した。統一部は18、19日に長官主宰で何度も会議を開き対応策を多角的に準備しており、関係官庁とも必要な会議を開いているという。ただ、接触を提案した北朝鮮の意図については、「意図が肯定的か否定的かと断定するのは適切ではない」と答えた。 政府は北朝鮮との間で実質的な対話が進む場合、開城工業団地の韓国側人員の身辺安全保障問題などを扱う常設機関として出入・滞在共同委員会の設置を提案する案を検討中とされる。 北朝鮮は先月30日に開城工業団地で現代峨山社員を拘束し、現在も取り調べを続けている。北朝鮮の接触提案がこの社員の処分に関するものか、開城工業団地の運営に関するものかは、現時点では具体的にわかっていない。
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