図案は2007年12月に金融通貨委員会で確定し、紙幣図案諮問委員会と専門家らの個別諮問を経て完成した。表面には申師任堂(シン・サイムダン)の肖像とともに、申師任堂の作品とされる「墨葡萄図」と「草虫図繍屏」(宝物第595号)中央部の絵が挿入される。背景は左が蘭草と幾何学模様、右が高句麗古墳壁画の模様。申師任堂の肖像は標準のものを基に、当時の髪型や服飾に関する専門家の諮問を経て新たに製作した。裏面には風の模様を背景に、朝鮮中期の画家、魚夢竜(オ・モンリョン)の「月梅図」と、李霆(イ・ジョン)の「風竹図」を縦型にデザインした。紙幣の大きさは横154ミリメートル・縦68ミリメートルで、新1万ウォン紙幣に比べ、横に6ミリメートル大きい。色は黄色系。
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また、最先端の偽造防止技術が取り入れられた。一般人も簡単に偽造を判別できるよう、帯状のホログラムと立体安全線を用いた。特殊フィルムの帯ホログラムには、見る角度により色が変わる太極、韓国地図や模様が施され、各模様の間に「50000」と印刷されている。安全線は青灰色特殊フィルム製で太極模様が入り、紙幣を上下に動かすと左右に、左右に動かすと上下に動くように見える。このほか、紫外線やエックス線を当てると色が浮かび上がる特殊インキなども使用した。
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