【ソウル2日聯合】韓国証券先物取引所の李正煥(イ・ジョンファン)理事長は2日の大発会にあたり、「ことしは新興市場進出、海外取引所との連携など、グローバル事業を具体化・拡張していく」と抱負を述べた。新年を迎え、2015年までに達成すべき「グローバル資本市場をリードする一流取引所」というビジョンに一歩近づくと強調した。
 李理事長は、ことしはカンボジアの証券取引所を開設するほか、ラオス取引所や設立とモンゴル取引所の近代化事業など、その他新興国の株式市場支援事業もひとつずつ具体化する計画だと明かした。また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)と国内の代表的な株価指数KOSPI200先物を連携したグローバル市場を開設するとともに、ユーレックス(ドイツに拠点を置く電子取引市場)との市場連携も完了し、デリバティブ(金融派生商品)市場の24時間取引時代を実現するとした。

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 続けて、外国企業上場誘致対象国の多様化はもちろん、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と共同開発中のグローバル指数も3月から発表するなど、グローバル証券市場としての地位を押し固める考えを示した。世界最高レベルのデリバティブ市場を育成するとともに、炭素排出権取引市場の開設、ITシステム輸出、石油先物・人民元先物などさまざまな新商品も開発すると紹介した。

 さらに、中小企業の為替リスク管理支援の強化、変動性リスクを管理できるデリバティブの上場、場外デリバティブに対する中央清算機能の拡大などを通じ、金融危機への対応でも先頭に立つと強調した。


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