米国防長官が来月初めに板門店の「JSA」を訪問＝韓国

ピート・ヘグセス米国防長官は来月初めの訪韓を機に、アン・ギュベク（安圭伯）国防相とパンムンジョム（板門店）の共同警備区域（JSA）を訪れる。

インド・太平洋地域を巡訪中のヘグセス長官を随行している米国防相の高位関係者は28日、日本に向かう専用機で取材陣に「JSAを訪問しアン国防相に会い、非武装地帯（DMZ）に駐留している米韓の将兵たちに感謝を伝える機会を持つ」と語った。

韓国国防部（省）の関係者も「米長官と韓国国防相によるJSAへの訪問案を協議している」と語った。

ヘグセス長官は韓国に滞在中、ピョンテク（平澤）の在韓米軍基地“キャンプ・ハンフリーズ”にも訪れることが伝えられている。

またヘグセス長官は、来月4日にソウルで開かれる米韓安保協議会議（SCM）に出席する予定である。

SCMは、米韓同盟の主要な軍事政策を協議・調整する、両国の国防分野における最高位級の機関である。

特に今回の会議はイ・ジェミョン（李在明）政権の発足以降初めて開かれるもので、アン国防長とヘグセス長官が就任後初めて公式に対面する席でもある。

米韓は今回のSCMで、変化する安保環境や脅威に対応するため同盟を、未来志向的かつ互恵的に発展させるための懸案を協議する計画である。