大統領室によると、約2カ月で韓米首脳が相互訪問したのは歴代政権の中で最短という。
APEC首脳会議の議長を務める李大統領は前日に現地入りした。トランプ大統領はこの日午前に訪問先の日本から韓国入りし、李大統領と会談する予定だ。
韓米首脳会談では関税を巡る詰めの交渉や韓米同盟の現代化などの重要な問題が議論されると予想される。
韓米関税交渉で最大の争点となっている3500億ドル(約53兆1545億円)の対米投資の方法や収益の配分などについて、首脳同士によるトップダウン方式の議論で意見の隔たりを埋めることができるか注目される。
ただ、大統領室からは今回の会談で関税問題などについて最終合意に至るのは容易ではないとも見方が出ているようだ。
李大統領はトランプ大統領との会談前の29日午前に開かれる「APEC CEO(最高経営責任者)サミット」の開会式で演説を行う。
APEC首脳会議の期間中に、日本の高市早苗首相や中国の習近平国家主席など各国の首脳と相次いで会談するほか、APEC首脳会議や財界関係者との会合などの日程をこなす
一方、トランプ大統領は30日に習氏との米中首脳会談に臨む。
両首脳が貿易交渉を巡りどのような対話を交わすかにより、世界経済も大きな影響を受けるとみられ、世界から注目が集まる。
また米朝首脳が電撃的に会談を行う可能性も注目される。
海外メディアなどによると、トランプ大統領は27日、訪問先のマレーシアから日本に向かう大統領専用機で記者団に対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と会談する可能性について、「彼に会うことができれば本当に良いと思う」などと述べたという。
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