25日にソウルで開かれた市民による追悼行事=(聯合ニュース)
25日にソウルで開かれた市民による追悼行事=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で159人が死亡した雑踏事故から3年となる29日、政府がソウル中心部の光化門広場で初の追悼行事「記憶式」を開く。行政安全部が28日、発表した。

 行事は同部とソウル市、遺族会、事故の真相究明などを求める市民団体が共催する。政府が事故の遺族らと共同で追悼行事を開くのは今回が初めて。

 政府代表として金民錫(キム・ミンソク)首相が出席し、各政党や宗教団体の関係者、市民など約2000人が参加する。李在明(イ・ジェミョン)大統領の映像メッセージも流される。

 記憶式の当日は午前10時29分から1分間、ソウル全域に追悼のサイレンが鳴らされる。行政安全部は追悼のサイレンであるため慌てず、黙とうして追悼に参加してほしいと呼び掛けた。

 尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官は「今回の記憶式は政府と遺族が共に心を合わせて準備した政府初の公式追悼式」とし、政府は事故の犠牲者を記憶し、遺族の痛みを共有すると話した。


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