首脳会議の会場がある普門観光団地をはじめとする慶尚北道全域に最も高い警備レベル「甲号非常」が発令され、緊張が高まっている。
最高経営責任者(CEO)サミットの会場となる「芸術の殿堂」にはこの日午前、警察特殊部隊と爆発物探知犬が投入された。高速鉄道(KTX)慶州駅でも警察特殊部隊が毎日午前と午後の2回パトロールを行う。
普門観光団地内にはフェンスや規制線が設置され、一部の道路は車両の進入が制限された。警察は各国首脳のスケジュールや動線に合わせ、会議場と宿泊先、行事会場の間で交通規制を行っている。
首脳会議の会場となる慶州和白コンベンションセンターの入り口には保安検査台が設置された。
警察はこの日午前0時をもって慶尚北道全域に甲号非常を発令した。発令中は警察官の休暇は取り消され、警察力を100%動員できる。
会期中には1日当たり最大1万9000人規模の警察官が動員され、慶州全域を封鎖する。会議場周辺の上空は飛行禁止区域に指定され、ドローンによる脅威に備えてドローン無力化・撃墜装備が配置された。首脳の宿泊先や会議場周辺には警察機動隊や特殊部隊、ヘリコプター、陸軍の装甲車が配置され、外部からの出入りを徹底的に制限する。
観光客が集まる名所は特別治安強化区域に指定され、市民団体などによる集会が予定されている慶州駅と皇南洞では、非常時に警察を即時投入できるよう対応体制が維持されている。
消防当局も24時間体制で火災や事故に備えている。
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