ソウル警察庁機動巡察隊は20日午後1時ごろ、ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)区テリム(大林)駅付近で96億ウォンの詐欺容疑で手配中だったA容疑者を検挙したと28日明らかにした。
当時、機動巡察隊は大林洞一帯で強力犯罪の予防巡察中だった。巡察隊は往復4車線の道路を無断横断しようとするA容疑者を発見し、パトカーのマイクで制止・警告した。A容疑者はこれを無視して無断横断した。巡察隊はすぐに路地に逃げるA容疑者を追跡し身元確認を要求した。
身元確認を要求すると、A容疑者は堂々とした態度で「私は米国市民権者だ」と言い、身分証の提示を拒否しその場を離れようとした。
巡察隊が追及を続け身元を確認した結果、A容疑者は特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反をはじめとした詐欺容疑2件で拘束令状が発布された手配者だった。当時、A容疑者が提示した米国パスポートは偽造ではなく本物の米国パスポートと確認された。
調査の結果、A容疑者は2021年から2023年までアフリカ政府の要人とよく知っていると言いながら投資を誘導した。このような手法で多数の被害者から計292回にわたり約96億2917万ウォン相当をだまし取った。
A容疑者は検挙されるまでの約1年間、逃避生活を続けてきた。警察はA容疑者をソウル中央地方検察庁に引き渡した。
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