中国外相「多国間主義は挑戦を受けている」…トランプ氏を遠回しに「批判」
中国外相「多国間主義は挑戦を受けている」…トランプ氏を遠回しに「批判」
中国の王毅外相は27日、北京の外務省庁舎で開かれた藍庁(ランティン)フォーラムの開幕式で「しょっちゅう団体を脱退したり条約を破棄したりして陣営化や小さなグループづくりに没頭することで、多国間主義は前例のない挑戦を受けている」とし「しかし歴史の流れは止められず、多極化した世界が到来している」と語った。

これは、ドナルド・トランプ米大統領が30日に韓国プサン(釜山)で習近平中国国家主席との会談を控える中、中国外交の司令塔が各国の大使たちの集った席で「米国の一方主義」を遠回しに批判したことになる。

藍庁フォーラムは、中国外務省が自国の政策や関心事を説明するため、2010年に設けた国際イベントである。

王毅外相は「今日の世界が直面している様々な問題は、国連憲章の主旨・原則が徹底されていないため発生している」とし「『国際規則を有利な時だけ守り、不利なら守らない』というようなやり方ではいけない。しょっちゅう国連の首を絞めるようなことをしてはいけない」と訴えた。

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