韓国チョルラプクト(全羅北道)の高校で、喫煙した生徒を指導した教師を “人権侵害と児童虐待”の容疑で訴えた生徒の保護者A氏は27日、公開謝罪文を出し「心からおわび申し上げる。私のせいで傷ついた生活指導部長の教師が一日も早く回復し、生徒のいる所へと復帰なさることを願う」と謝罪した。
A氏は「うちの子(生徒)が中学生の時に喫煙を始めたということが分かった。このことから妻は直接禁煙指導をするのがよいと考え、一部喫煙(週末に1~2回)を許した」とし「このように決めたのは、夜遅く友人たちと隠れて喫煙することで、他の問題が起きるよりはましだと判断したからだ」と説明した。
つづけて「そうだからといって、私が青少年期の喫煙を賛成しているわけではない」とし「生活指導部長との通話も、ことの一部始終ををお話しし、できる限りの善処をお願いしようとした主旨であった。校外での喫煙も指導の対象になるとは思わなかった」と釈明した。
また「通話の途中でかっとなり、乱暴は発言をしてしまった。これは私の過ちだ」と認めた。
全国教職員労働組合の全羅北道支部と全羅北道教師労働組合によると、この高校の教師B氏は最近校外で電子タバコを吸っている生徒2人を摘発し、これを撮影して生活指導部長に提出した。
このことを受け、生活指導部長は生徒たちを事情聴取した後、保護者に喫煙の事実を伝えた。
これに対しA氏は生活指導部長に「郊外で吸ったことが問題になるのか」「私が許可したのだ。大目に見てもらいないだろうか」と抗議した。
また「肖像権侵害で訴えようか。学校をめちゃくちゃにしてやる」など脅迫的は発言をしたという。
労組側は今月20日に声明を出し「生徒の生活指導を妨害し、教師を脅す言動を行なった明白な教権侵害だ」とし、教育当局に「教権侵害として公式に認め、この保護者に対し適切な措置をとってほしい」と訴えた。
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