国家安保室の呉玹周第3次長(資料写真)=(聯合ニュース)
国家安保室の呉玹周第3次長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国家安保室の呉玹周(オ・ヒョンジュ)第3次長は27日、外国メディアとの記者会見で、韓国・慶州でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)による会談の可能性について、「会談の可能性が取り沙汰されているが、その可能性は極めて低いと見ている」との見方を示した。

 呉氏は「米朝会談はどのような状況であれ、(両首脳が)会うこと自体がすべての始まりになる」と言及。2019年に南北軍事境界線にある板門店で開催された米朝会談は短時間で実現したとして、「もしそのような状況が来たら、私たちもその時間内に内部的に準備できる体制を整えている」と述べた。

 李在明(イ・ジェミョン)大統領が板門店で合流することも想定しているかの質問には「大統領が出席することを含めてはいない」と答えた。「李大統領は米朝会談に必ず韓国が参加しなければならないと考えていない」とも述べた。

 ただ、「北は常にわれわれの期待と異なる行動を取るため、金委員長が考えを変え、米国の提案を受け入れる可能性もある」と語った。

 米国から米朝会談の実現を支援するよう要請があったかどうかについては、「そのような要請はないと承知している」と答えた。


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