李大統領は今回の会議で域内経済・金融協力強化を盛り込んだ共同声明を採択したことについて「非常にタイムリーだ」と評価した。
また「われわれが直面する危機は非常に複合的・多層的だ。高齢化と少子化、国家間・世代間・階層間のデジタル格差、気候変動や自然災害による食糧危機、エネルギー危機、国際犯罪など多様な課題が日常に大きな影響を与えている」と指摘した。
そのうえで、「四半世紀前にASEANプラス3を発足させた『協力と連帯の精神』を再確認し、賢明に危機を克服することを願う」と強調した。
また東南アジアに拠点を置く組織による国際犯罪が多くの人たちの安全を脅かす事件が多発していると指摘。問題改善に向け韓国はASEAN警察長官会合(アセアナポール)と緊密に協力するとし、ASEANプラス3がこの問題に関心を持つことに期待を示した。
一方、日本の高市早苗首相はトランプ米大統領の来日に備え、ASEAN関連会議の日程の途中で帰国。ASEANプラス3首脳会議には茂木敏充外相が代理で出席し、李大統領との高市首相の対面は実現しなかった。
李大統領は会議に出席した中国の李強首相と茂木氏に「就任後初めてお会いできて嬉しい」とあいさつした。
また、「今週、中国の習近平国家主席の訪韓が予定されており、高市首相のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席も期待している」とし、「韓中日の交流がASEANプラス3の協力につながり、ASEANプラス3の協力が韓中日交流をけん引する好循環を生むために中国、日本と緊密に協力する」と強調した。
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