SCMは韓国と米国の主な軍事政策を協議・調整する国防分野の最高協議会で、国防トップが統合国防対話(KIDD)などで議論された軍事政策に関する報告を受け、課題に対応する。
李在明(イ・ジェミョン)政権と第2次トランプ政権が発足してからSCMが開かれるのは初めて。安氏とヘグセス氏が対面で会談するのも初めてとなる。
国防部は「今回のSCMでは変化する安全保障環境と脅威に対応するため、同盟の未来志向かつ互恵的な発展に向けた懸案全般について協議する」と明らかにした。
具体的な議題としては▼対北朝鮮政策の連携▼連合防衛体制▼拡大抑止▼地域安全保障協力▼サイバー・宇宙・ミサイル協力▼艦艇建造やメンテナンス・修理・オーバーホール(MRO)などの防衛産業協力▼国防科学技術協力――などを挙げた。
両国の外交・国防当局が協議中の「同盟の現代化」も議論される可能性がある。韓米同盟現代化は在韓米軍の規模・役割の変化や韓国軍の役割拡大、韓国の国防費増額、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国への移管などさまざまな争点を含む概念で、両国の首脳は8月の首脳会談で同盟の現代化を進めることで合意した。
李政権が国政課題として掲げた任期内の有事作戦統制権の移管に進展があるかも注目される。両国の国防当局は先月のKIDDで、統制権移管の推進状況を確認した結果、移管条件の充足に「相当な進展」があるとの認識で一致した。
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