これに先立ち、崔委員長が同日の本会議場で、国内大手企業や報道機関などの被監査機関、一部政治家から受け取った祝儀の金額が書かれたテレグラムメッセージを確認する様子が、一部報道機関のカメラに捉えられ、物議を醸していた。
このメッセージには、被監査機関と企業名の横に、「100万ウォン」「20万ウォン」「50万ウォン」「30万ウォン」「総930万ウォン」といった金額が記されていた。「900万ウォンは入金完了」「30万ウォンは金室長に渡した」などの内容も列挙されていた。
崔委員長室は報道後に声明を通じて、「該当メッセージは、崔議員が機関や企業から受け取った祝儀を返すように指示した内容だ」と説明した。
崔委員長室は、「過去一週間、切れ目なく国会監査が続き、結婚当事者も多忙だったため、本日祝儀リストを確認した」とし、「リストの中で、『常任委員会関連機関・企業などから入ってきた祝儀』と『常任委員会などとは関連ないが、普段の親交に比べて慣例以上の祝儀』を返還の対象とし、その名簿と金額を(補佐官に)伝えた」と付け加えた。
また、「氏名だけでは身元が特定できな場合などもあり、今後も引き続き判明次第、返還する予定だ」と述べた。
この メッセージが報道されると、最大野党である国民の力は猛反発した。
チェ・ボユン(崔寶允)首席報道官は論評で、「国政監査期間中に娘の結婚式を巡り論争となっていた崔委員長が、本会議場で祝儀に関する報告を受ける場面が捉えられたのは、さらなる問題だ」とし、「科学技術情報放送通信委員長として国政監査期間に被監査機関から祝儀や祝賀の花輪を受け取ったことは、明白な利益相反行為だ」と厳しく指摘した。
同委員会所属のキム・ジャンギョム(金張謙)国民の力の議員はフェイスブックで、「以前の国政監査で、委員長に対し、委員会の議決で被監査機関や企業に花輪や祝儀に関する執行内訳と法的根拠資料の提出を求めようと提案したが、かたくなに拒否していた理由はこれにあった」と述べた。
同議員は、「金英蘭法(不正請託および金品等授受の禁止に関する法律)上、被監査機関からの祝儀と花輪の価額は、合算して10万ウォン以下までしか許容されない」とし、崔委員長の辞任を促した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104

