米国の関税政策と国際秩序の急変により数十年間続いてきた輸出主導型の経済モデルが現在の貿易秩序で機能するのは難しいとの指摘だ。
かねてから崔氏は韓日経済的連帯の重要性を説いてきた。両国が世界4位の規模の経済ブロックを形成することで、保護貿易主義などに対抗できると主張している。
同氏は世界経済のルールを決める国の1位は米国で、2位が中国、3位が欧州連合(EU)とし、韓国は決められたルールに従うしかないと指摘。一国では国際秩序やルールを変えることができないので、連帯するパートナーが必要だと主張してきた。
一方、今週に韓国・慶州で開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議については、トランプ米大統領や中国の習近平国家主席らが多くを議論するとしたうえで、今後数年間の米中問題を占う場になるだろうとの見解を示した。
APEC首脳会議に先立ち開催されるAPEC最高経営責任者(CEO)サミットで、崔氏は議長を務める。
同氏はサミットについて、約1700人が参加して保護貿易主義時代の解決策を模索する場としたうえで、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファンCEOら世界的な企業人が一堂に会すると紹介した。
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