李院長は21日、国会政務委員会の国政監査で、最大野党「国民の力」のカン・ミングク(姜旻局)・イ・ヤンス(李亮壽)両議員から複数の住宅を保有している点を指摘されると、「2棟とも実際に使用している」と釈明しながらも、「国民感情に合わない部分があり、1、2カ月以内に処分する予定だ」と述べた。
続けて、「正確に申し上げれば、私の子に譲渡する」とし、「国民感情にそぐわない点を認める」と付け加えた。李院長は「懸念を抱かせ申し訳ない」と重ねて謝罪した。
姜議員は、「参与連帯執行委員長だった当時、多住宅者の高位公職者任命を規制すべきだと主張したが、その信念は変わっていないのか」と問い、「肝心の本人が江南にマンション2棟を堂々と所有していることは、国民感情にそぐわない」と指摘した。
姜議員の説明によると、李院長が所有するのは1995年竣工のソウル市瑞草区牛眠洞にある大林マンション2棟。いずれも155平方メートル、現在の売買価格は17億~18億ウォン程度と見られている。李院長は夫婦名義で2002年に1棟を、残り1棟は文在寅政権下の2019年12月に13億5000万ウォン(約1億4300万円)で購入したという。
李院長はマンション2棟のうち、1棟は居住用、もう1棟は荷物保管用として使用していると以前から説明していた。
この「1棟を倉庫用に使っている」という疑惑については、「独立した子が実際に居住中だ」と説明した。また、「所有しているマンションは、インターネットで検索すれば誰でも閲覧できる普通のマンション」とし、「超高額マンションという指摘は事実と異なる」と釈明した。
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