板門店の共同警備区域(JSA、資料写真)=(聯合ニュース)
板門店の共同警備区域(JSA、資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】在韓国連軍司令部と韓国の統一部が今月末に開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の期間中、北朝鮮との軍事境界線にある板門店の特別見学を中止することについて、韓国大統領室のキム・ナムジュン報道官は20日の記者会見で、「国連軍司令部がどのような措置を取るのか、米朝対話の予定があるのかは分からない」としながらも、「米朝対話を支持する」と従来の立場を改めて示した。

 キム氏は「北と米国の対話を支持するという立場を複数回にわたって表明したし、今も変わりはない」と述べた。

 統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官はこの日の記者会見で、「10月末から11月初めは統一部が実施する板門店の特別見学はない」と明らかにした。国連軍司令部も同期間、外国人を対象にした特別見学を実施しないという。

 板門店の特別見学の中止を巡っては、APEC期間中、トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が会談する可能性に備えた措置との見方もある。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40