韓国銀行(中央銀行)などによると、IMFは15日に発表した世界経済見通しで、今年の韓国の1人当たりGDPを前年比0.8%減の3万5962ドル(約540万円)と予想した。これにより、韓国の1人当たりGDPの順位は昨年の197カ国・地域中34位から今年は37位に下落することが見込まれる。
IMFは、韓国のGDPが3年後の2028年には4万802ドルと4万ドルを上回ると予想した。今年4月の見通しでは29年の4万ドル突破を予想していたが、1年前倒しした。
ただ、1人当たりGDPの順位は今年の37位から来年には38位に後退し、28年に40位、29年に41位と下落を続けるとの見通しを示した。
一方、IMFは台湾の1人当たりGDPが昨年の3万4060ドルから今年は3万7827ドルへと11.1%増加し、順位も38位から35位へ3ランク上昇すると予想した。来年は4万1586ドルと韓国より2年早く4万ドルを突破すると予想。順位は31位まで急上昇するとの見通しを示した。
日本の1人当たりGDPは昨年の3万2443ドルから今年は3万4713ドルへと約7%増加するが、順位は前年から横ばいの40位にとどまると見込んだ。IMFは日本が29年に4万1020ドルとなり、韓国より1年遅れで4万ドルを超えると予想した。日本の1人当たりGDPは昨年から来年まで40位のまま足踏みし、27~30年には42位に下落するなど、増加は遅々として進まないとの見通しを示した。
今年の1人当たりGDP世界1位はリヒテンシュタインで、23万1071ドルに上ると予想した。
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