「国家資格試験で過去10年間に246件の出題ミス」=韓国
「国家資格試験で過去10年間に246件の出題ミス」=韓国
韓国産業人材公団が主幹する国家資格試験で、過去10年間に年間平均約25件の出題ミスが発生していたことが分かった。

19日、国会気候エネルギー環境労働委員会所属のイ・ヨンウ共に民主党議員が同公団から受け取った資料によると、2015年1月から今年8月までの10年間で、国家資格試験において246件の出題ミスが発生した。今年は1月から8月だけで22件に達している。

出題ミスが最も多かった試験は公認仲介士試験(22件)で、次いで△弁理士(16件)△鑑定評価士(15件)△産業安全指導士(14件)△損害評価士(14件)などが続いた。公認仲介士試験では2016年から2024年まで9年連続で出題ミスが発生しており、鑑定評価士試験でも8年連続の出題ミスが確認された。

イ議員室が2022年から2025年8月までに発生した国家専門資格試験の出題ミス100件の詳細を分析した結果、93件が選択式問題で発生していた。記述式(主観式)は6件、面接形式は1件だった。

出題ミスが発生した場合の処理方法としては、特定の選択肢を追加で正答として認める「追加正答処理」(51件)が最も多く、続いて「全問正答処理」(42件)が多かった。一方、正答そのものを変更する「正答変更処理」はわずか3件だった。

多くの場合、公団の正答審査委員会などが内部で修正を行ったが、公団の判断に不服とした受験者が行政審判を通じて正答を認められたケースも5件あった。

このうち4件は記述式問題であり、行政審判の判断理由としては、「問題文の状況説明が不明確だった」(2023年弁理士試験)、「正答と類似した語句を用いた場合も正答として認めるべき」(2022年損害評価士試験)、「問題の表現が曖昧だった」(2022年税理士試験)などが挙げられた。

イ・ヨンウ議員は「出題ミスが頻発するほど、受験準備をしてきた受験者の被害も大きくなる」とし、「毎年同様のミスが繰り返される場合、出題方式の変更など根本的な見直しが必要だ」と指摘した。
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